創部100周年の記念すべき年にデザインを担当させて頂きました。

コロナ禍により、思うような活動ができなかった合唱団の皆様の、今年にかける「復活」の想いを表現したいと考え、学習院の象徴である「桜」と「不死鳥」のモチーフを採用しました。
特に「不死鳥」は学習院中興の祖・安倍能成院長が作詞した院歌に登場し、学習院が持つ不屈の精神の象徴となっています。
院歌が作られたのは戦後間もない昭和26(1951)年。戦火で焼け野原となった苦境からの「復活」の想いがこの院歌に込められました。

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「もゆる火の火中(ほなか)に死にて
また生(あ)るる不死鳥のごと
破(や)れさびし廃墟の上に
たちあがれ新学習院」
(『学習院院歌』作詞：安倍能成　作曲：信時潔)

「戦争で学習院は焼け、敗戦後皇室の御保護を離れて私立学校になったが、その焼け跡の上に、先生と生徒と力を合せて、新しい学習院を作り上げてゆこう。」（安倍能成「学習院々歌の解」『こざくら』34号、昭和26年11月より）

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タグライン「たちあがれ新学習院」は院歌の歌詞を、あえてそのまま用いました。未来への希望や、どんな苦境にも負けないという学習院の誇りをビジュアル的にリバイバルすることを目指し、デザインしました。
私たちもNOAH-Pressoも学習院大学の一卒業生として100周年のデザインに携わることができて大変光栄です。

CATEGORIES

GRAPHIC

CL

学習院大学輔仁会音楽部OB合唱団

MADE IN

2022